住まいのお役立ちコラム

水回りの修理・リフォームの費用相場や注意点まとめ

    水回りの修理・リフォームの費用相場や注意点まとめ

    長く建物に住んでいるとさまざまな部分が経年劣化したりしてきます。
    そうした際には交換工事、補修工事、リフォームなどが行われることとなるのですが、それらの中でも多く行われているのが「水回り」に関するものです。
    そこでここでは水回りとはどういった場所を指すのか、水回りの修理やリフォームにはどれくらいの費用がかかるのか、リフォームを行う際の注意点とはどういったものかについて紹介していきたいと思います。

    水回りのリフォームとは

    水回りの補修、リフォームと言っていますが、具体的にはどの部分がそれに当たるのでしょうか。
    ここではまず水回りのリフォームとはどういったものなのかについて紹介していきます。

    水回りのリフォームの概要について

    まず水回りのリフォームとは一般的に、
    ・キッチン
    ・風呂
    ・トイレ
    ・洗面所
    の4つの場所を指します。
    どの部分も住人が毎日使うような場所であり、重要な役割を果たしている場所です。
    家族が毎日多く利用する場所だけに安全に利用できるという必要性がありますし、劣化しやすい、故障しやすいという場所でもあります。
    水回りがなぜ故障しやすいのかですが、これはやはり水を多く使う場所だけあって湿気が多く、汚れなどもつきやすいということが関係しています。

    水回りのリフォームはいつ行うのか

    水回りのリフォームをいつ行うのかについてですが、これは目的によっても違ってきます。
    まず補修を行うという場合は「壊れている」ことが理由となります。
    水漏れする、うまく水が出ないといったように機能が低下している、破損している、壊れているということがあれば補修工事を行うこととなるでしょう。
    また、特に目立って壊れていなくても定期的にリフォームを行うというのも一般的です。
    見た目には問題がないようでも水回り設備は10~15年ほどの耐用年数となっているものが多く、見えない部分で劣化や腐食が進んでいるということもあります。
    水道の配管や設備は大きく劣化してしまうほど補修やリフォームする際に費用が高額になりますので、早い段階でリフォームしてしまうというのが効率的などのです。
    使用を開始してから10年以上が経っているのであればリフォームを検討した上でメンテナンスをしていくと良いでしょう。

    水回りのリフォームを行う際に注意する点とは

    水回りのリフォームを行う際にはいくつか注意しておくと良いことがあります。
    大きなトラブルを防ぎ、リフォームする際の費用を抑えることにもつながりますので、しっかりと押さえておきましょう。

    もっとも重要なのは定期的な点検とメンテナンスである

    水道の蛇口のように目に見えている部分が劣化、破損しているのであればすぐに発見することができるのですが、シンクの下や排水管などはなかなか毎日は見ないということが多い場所でもあります。
    こうした目に見えない部分は気づいた時には大きく破損しているということが多いため、そうなる前に気づくことが重要です。
    定期的に点検、メンテナンスを行うことによって劣化や腐食に早く気づくことができ、軽微な補修で解決するということがあるのです。
    こうした定期的な点検、メンテナンスが大きなトラブルを防ぎ、補修コストを軽減することにつながるのです。

    大規模な工事につながってしまう場合もある

    水回りのリフォームを行う際には工事が大規模なものになってしまうことがあります。
    特に間取りの変更、キッチンの場所移動などを行う際には単純にキッチン台だけを移動すれば良いというものではなく、排水管工事、電気配線工事、壁紙や床材の内装工事などを行わなければならないことがあります。
    こうした工事になると規模も大きなものになりますし、工期は長くなり、費用も高くなっていきます。

    新しい製品を使った方が省エネになることが多い

    電化製品などでもそうですが、新しい設備に交換する際には製品の費用と工事費用がかかってくるため多くの費用がかかるというイメージがあります。
    これは実際にどうしてもかかってしまう費用なのですが、新しい製品は性能が高いことが多く、電気代や水道代などを節約できる省エネ効果が高くなっています。
    そのため、導入する際にはコストがかかるのですが、数年単位で見ればランニングコストを抑えることができるためコストパフォーマンスが高い場合があるのです。
    導入時の費用だけでなく、長期的な視点でコストを考えていくことが重要だと言えます。

    気になる製品は家電量販店やショールームなどで実際に試してみる

    水回りは一度リフォームを行うと元に戻すということは難しくなります。
    高額な製品を購入したのに失敗したとなると取り返しがつかないのです。
    そのため、気になる製品があったら家電量販店の水回りのコーナーやショールームなどで実物を試してみるということが重要です。
    実際に使ってみた感触で製品を選んでいけばリフォームをした後もスムーズに利用していくことができるでしょう。

    水回りのリフォームを行う際の費用の目安とは

    水回りのリフォームを行う際にどれくらいの費用がかかるのかはわかりにくい部分もあります。
    そこでここでは水回りのリフォームを行う際の費用の目安を場所ごとに紹介していきます。

    キッチンのリフォームの工期と費用の目安

    キッチンのリフォームを行う際には3~6日間程度かかることが多くあります。
    それに合わせて壁紙や床材の張り替えまで行う際にはさらに日数がかかる場合があります。
    また、キッチンのレイアウトを変える、移動させるという時にはさらに工期が長くなる可能性があります。
    費用としては戸建ての場合は50~150万円程度、マンションの場合は30~120万円ほどがかかってきます。
    単純に設備を入れ替えるだけであれば安くできる場合がありますが、レイアウトを変更するような場合はそれだけ費用が高くなっていきます。
    特に配管工事や電気工事が必要となる場合には高額な費用がかかってくることとなります。

    風呂、浴室のリフォームの工期と費用の目安

    浴室のリフォームを行う際には在来浴室からユニットバスに変更する場合と、古いユニットバスを新しいユニットバスに変更する場合で工期や費用が大きく違ってきます。
    工期については在来浴室からユニットバスに変更する場合は長くなる傾向があります。
    これは在来浴室は壁や床をモルタル、タイルを使って仕上げていく工法をしているためで、ユニットバスのように工場で製造された壁、床、浴槽などを現場で組み立てるものとは違っているためです。
    近年はユニットバスに変更するリフォーム工事が行われることが多くなっていますが、この場合はどうしても工期が長くなってしまうのです。
    また、費用についても古いユニットバスを新しいユニットバスに変更する場合は60~150万円ほどですが、在来浴室からユニットバスに変更する場合には100~200万円ほどがかかるようになっています。

    トイレのリフォームの工期と費用の目安

    トイレのリフォーム工事を行う場合は交換内容によって違ってきます。
    便器だけを交換する場合などであれば半日ほどで終わることがほとんどですが、和式トイレから洋式トイレなどに変更する場合は大規模な工事となるために3日以上かかることも多くなっています。
    この場合は排水管工事や電気工事も必要となることも多くなっています。
    費用については単純に便器本体だけを交換するような場合は10万円程度で済む場合もありますが、最新の便器を導入する、和式トイレから洋式トイレに変更するといった場合には50万円前後の費用がかかる場合もあります。
    工事の規模が大きくなるほど費用は高くなると言えます。

    洗面所のリフォームの工期と費用の目安

    洗面所のリフォーム工事の場合は半日から4日ほどの期間がかかります。
    洗面化粧台の交換だけであれば半日ほどで済むのですが、洗面所の壁紙や床材の張り替え、洗面台の移動などを行う場合は工期が長くなります。
    また、移動を行う場合には配管工事や電気工事が必要となってくるため費用も高くなっていきます。
    洗面台の交換だけであれば10万円程度で済みますが洗面台の移動などを行う場合であれば40~50万円前後の費用がかかってきます。

    水回りのリフォームを行う際の費用を安くする方法とは

    水回りのリフォームを行う際にはそれぞれの場所を個別に注文するよりもセットで注文した方が安くなることがあります。
    リフォーム会社などでもそうしたセットプランを用意していることがありますので、そうしたプランを利用するのも良いでしょう。

    水回りのセットリフォームとは複数の個所をセットでリフォームするというものです。
    水回り4点セット」ではキッチン・浴室・トイレ・洗面所のすべてのリフォームをまとめて行います。
    どうしたリフォームを行うのかにもよりますが、100~300万円前後でできる場合が多く、個別に注文するよりも安くなることが多くなっています。
    水回り3点セット」はこちらが希望する3ヶ所を選べる場合もありますし、リフォーム会社によってセットプランが組まれている場合もあります。
    この場合も個別で注文するより安くなることがほとんどです。
    リフォーム会社によっては「2点セット」が用意されている場合もあるので、まずは業者に確認、相談してみるのが良いでしょう。

    まとめ

    水回りは生活していく上で毎日使うような重要な場所となります。
    ただ、水を扱う場所であること、多くの人が利用する場所であるといった理由で劣化しやすい場所でもあります。
    こうした水回りの修理、リフォームをする場合はセットで注文した方がコストを抑えることができる場合がありますので、まずは業者に相談してみるのも良いでしょう。
    リフォーム会社によっては「水回り4点セット」「水回り3点セット」といったセットプランが用意されている場合もあります。
    TWINSではレイアウトやキッチンの形状を変えたいなどキッチンリフォーム、年齢や生活スタイルによっての手すり取り付けやトイレリフォーム、ライフスタイルにあわせた洗面台のリフォームなど、お好みやご希望に応じてご提案させて頂きますので、ぜひご相談ください。

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