住まいのお役立ちコラム

オーダーメイド家具の制作費用と相場について

    建物で生活をしていくためには「家具」は必要不可欠なものとなります。
    一般的には家具店などで必要としているサイズや色など希望に近いものを選んで購入することが多いのですが、やはり建物と統一感を持たせた家具や自分で好きなように設計をした家具を使いたいという人もいます。
    そうした際に使用されるのが「オーダーメイド家具」です。
    ここではそんなオーダーメイド家具の制作費用、相場などについて紹介していきたいと思います。

    オーダーメイド家具とは

    収納棚の取り付け

    オーダーメイド家具とはその建物と一体となった家具、自分で設計した家具などを指すことが多くなっています。
    リフォームを行う際には柱などの部分を「造作」と呼ぶことがあり、その際に家具などを一緒に作ってしまう場合は「造作家具」と呼ぶことも多くあります。
    家の雰囲気、イメージなどに合わせてデザインや素材、色などを選んでいくことができるオーダーメイド家具は同じものが他にないというオリジナル性の強い家具となります。
    自分の家や生活スタイル、趣味などに合わせて作ることができるため、こだわりを持って家具を使用したいという人におすすめの家具となっています。

    オーダーされることが多い家具とその相場について

    オーダーメイド家具にはさまざまなものがあるのですが、それらの中でも特にオーダーされることが多い家具について紹介していきます。

    本棚

    本棚は部屋の広さや幅などによって適したものを選ぶのが難しい家具でもあります。
    また、「1列にしたいのか2列にしたいのか」「大型本が多いのか文庫本が多いのか」など利用する人のこだわりが出やすい部分でもあります。
    そのため、既製品ではぴったりのものがなかなか見つからないということが多いため、横幅や奥行きなどを自身で決めることができるオーダーメイド家具にする場合があるのです。
    一般的な本棚であれば20~30万円程度、壁一面本棚であれば40~50万円ほどが相場となっています。

    キッチンカウンター

    キッチンカウンターは形状やテーブルとの色の統一、どういったものを置くことが多いのかによってこだわりが強くでます。
    特にダイニングテーブルと同じ色にしたい、統一感を持たせたいという場合や、コーヒーメーカーを設置したいといった使い方によってもオリジナリティが要求されます。
    また、色合いやデザインなどをおしゃれにしたいという人も多く、オーダーメイドされることが多くなっています。
    キッチンカウンターの場合は下に収納をつけるか、大きさはどれくらいかなどによって費用は大きく違ってきます。
    たいていは30~100万円程度の費用となっています。

    テレビボード

    リビングに設置されることが多いテレビボードですが、これもリビングの雰囲気やどこに設置するのか、色合いはどうするか、テレビの大きさなどによってこだわりが出る部分です。
    特に最近はテレビが「薄く大きく」なってきている傾向があるため、テレビボードもそれに対応したものにしていく必要があります。
    テレビボードには大きく分けて「壁に取り付けるタイプ」「床に設置するタイプ」があります。
    壁に取り付けるタイプは部屋がすっきりとするのですが、位置が固定されてしまうために模様替えなどはできなくなります。
    壁に取り付けるタイプのテレビボードは25~50万円ほど、床に設置するタイプは30~50万円ほどが相場となっています。

    ロフトベッド

    ロフトベッドは二段ベッドの上側の部分だけのようなイメージのベッドです。
    ベッドの下部分を収納スペースや机、ソファなどを置くことによって空間を効率的に利用することができるものとなっています。
    ただ、部屋によって天井の高さが違ったり、ベッドの下をどう使いたいかによっても適したものが違ってくるため、理想に近いものをオーダーメイド家具として作るということがあります。
    この場合は15~30万円前後の費用がかかってきます。

    ▷川口市にて内装リフォーム<オーダーメイドの書類棚・ロフトベッドの造作工事>

    ▷子ども部屋におすすめ!ロフトベッドのメリット・デメリットをご紹介

    壁面収納

    生活していく上で重要となるのが「収納」です。
    部屋は限られた広さとなっているため、どれだけ収納することができるかが部屋をすっきりさせることができるかのポイントとなります。
    部屋を効率よく利用していくために使われるのが壁面収納です。
    廊下や階段の下部分、それぞれの部屋の壁のサイズに合わせて壁面収納を作ることによって収納能力を格段に向上させることができるのです。
    これはどういった場所にどれだけの収納を作るのかによって費用が大きく違ってくるため、10~100万円ほどと費用の幅が広くなっています。

    洗面台、洗面化粧台

    毎日必ず使うこととなる上に来客も使う可能性があるのが洗面化粧台です。
    そのため、特に使いやすさ、大きさ、デザインにこだわりたいという人が多くなっています。
    既製品の洗面台はサイズやデザインが決まっているために、建物にぴったりと収まるということが少なく、隙間が空いてしまうということがあります。
    また、水栓は良いが鏡が気に入らない、というようにどこか気に入らない部分が出てくることもあります。
    そこで自分が好きなようにカスタマイズしたオーダーメイド家具として洗面化粧台を作る人が増えているのです。
    洗面化粧台もサイズやデザイン、機能によって費用が違ってきますが、多くの場合は30~80万円ほどとなっています。

    オーダーメイド家具のメリットとは

    オーダーメイド家具にはさまざまなメリットがあります。
    ここではそれらのメリットについて順に紹介していきます。

    自分が使いやすいサイズにできて、余計なスペースができない

    オーダーメイド家具は自分が使いやすいサイズに合わせて作ることができるため、何をするにしても作業効率が良くなります。
    また、サイズを好きなように調節できるので、余計なスペースができにくく、ギリギリまで家具として利用することができます。
    部屋の形状によっては柱や梁が出っ張っていて既製品ではどうしてもデッドスペースができてしまうという場合でもオーダーメイド家具であればそうしたスペースを作るのを防ぐことができます。

    好きな素材、デザインで作ることができる

    既製品を探していると、素材は好きだけどデザインが気に入らない、デザインは好きだけど色が気に入らない、といったことがあります。
    しかしオーダーメイド家具であれば素材やデザイン、色を自分で決めることができるため、自分の理想の家具を作ることができます。
    部屋の他の家具との雰囲気を合わせたい、部屋全体でコンセプトを統一したいという時にもオーダーメイド家具は活躍します。

    子どもがいる場合、アレルギーがある場合でも使いやすい

    家具の角を丸くしたり、出っ張りを減らすといった工夫ができるため、小さい子どもがいても安心して利用することができます。
    また、人によっては家具に使われている素材でアレルギー反応をしてしまう場合がありますが、自然素材のものやアレルギー反応しないような素材を使って家具を作ることで、それも解決できることとなります。

    オーダーメイド家具のデメリットとは

    自分の好きなようにデザインできるオーダーメイド家具はメリットも多いのですが、いくつかのデメリットもあります。
    ここではそんなデメリットを紹介していきます。

    見本がないので完成品がイメージしにくい

    製品そのものが売っているような既製品とは違って、今までにないものを作るオーダーメイド家具は見本となるものが存在しません。
    そのため、完全に出来上がるまでは「イメージ通り」かどうかを確認する方法がないため、出来上がったものが「イメージと違う」と感じることがあるかもしれません。

    打ち合わせが必要となり、すぐに使えるわけでもない

    オーダーメイド家具を作成する際には部屋の寸法をしっかりと測って設計し、形や素材、色などについてしっかりと打ち合わせをして決めていくために時間がかかります。
    そこから家具を作り始めるために完成までにもさらに時間がかかることとなります。
    販売しているものを買ってくればすぐに使える既製品とはそこが違うと言えるでしょう。

    引っ越しなどの際には撤去するのが大変である

    建物と一体化して利用するようなオーダーメイド家具は引っ越しをする際にすぐに運び出せるというものではなく、撤去するのに大掛かりな工事が必要となる場合があります。
    また、その建物、その部屋に合わせて作られている家具ですので引っ越し先でそのまま使えるかどうかはわかりません。
    個性的なデザインのもの、形が独特なものの場合は他では使えないということもあります。

    既製品よりも高額な場合が多い

    大量生産しているような既製品と比べると完全にオリジナルで作成されるオーダーメイド家具は高額な場合が多くあります。
    それはオーダーメイド家具には「定価が無い」ということが関係しており、同じようなオーダーメイド家具を作る場合であっても、依頼する業者、職人によって違った金額が提示されることとなります。
    そのため、いくつかの業者に見積もりを依頼してみる、予算を明確にした上で予算内でできるかどうかをしっかりと確認するということが重要となってきます。
    また、こうしたオーダーメイド家具はどの業者でも対応できるわけではありません。
    オーダーメイド家具専門店、家具工場直営店、オリジナル設計ができる人材がいるリフォーム会社などでなければオーダーメイド家具には対応していないということもあります。
    自分が気に入るオーダーメイド家具を作ってくれる業者を探すのに苦労するかもしれません。

    まとめ

    オーダーメイド家具はデザイン、色、素材など自分が気に入ったものを作ることができる家具です。
    建物や部屋に合った家具を作成できるというメリットがあるのですが、時間がかかる、高額になるというデメリットもあります。
    自分だけの家具にこだわってみたいという人はぜひ試してみましょう。
    株式会社TWINSでは、オーダーメイドの家具製作も承っておりますので、リフォームの際などに是非一度相談頂ければと思います!

    さいたま市対応エリア。

    Area施工エリア

    川口市を中心に蕨市、戸田市にも出張可能です!
    対応エリア以外でもまずはお問い合わせください。